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システムキッチンとオリジナルキッチン

10月 2nd, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

国産システムキッチンとオリジナルキッチンのどちらを選ぶかは、お客様のご希望条件により変わってきます。まず、国産システムキッチンとオリジナルオーダーキッチンの違いを見てみましょう。

国産システムキッチン

日本で製造されているシステムキッチンのほとんどは「簡易型システムキッチン」と呼ばれるものです。そのほとんどの基本寸法単位は@15cm間隔で決められています。つまり、一般的なシステムキッチンですと210cmから15cm刻みで225cm・240cm・255cm・270cm・285cm・300cmとなるわけです。日本の建築モジュールで考えると1尺=303mmですが壁から壁の中心で計算されますので、壁の内側寸法ではありませんから、必ずしも合理的な寸法とはいえません。つまり、一般的な木造住宅で普通にキッチンを入れると隙間ができることになります。建築工事での調整を行うことになります。最近では、やっとカウンターのオーダー製作をするメーカーも出てきていますが、まだ自由度は高いとはいえません。

オリジナルオーダーキッチン

キッチンに合わせて建築するわけではありません。住宅の一部としてのキッチンですから、住宅プランに準じて、マッチする必要があります。また、オープンキッチンなど建築デザインとトータルデザインすることで、よりキレイなインテリアが実現できます。よって、ほとんどの建築家はシステムキッチンを好んでは選択しません。住まいのこだわりのある方はキッチンにも、もちろんこだわりをもっていることでしょう。そんな方にはオリジナル、オーダーキッチンがお勧めです。パーツで構成されているキッチンはIKEAをご覧になっている方はお気づきだと思いますが、キャビネットとワークトップを基本アイテムとしてキッチンシンクその他の機器は他メーカーの製品です。扉やカウンターを自由にデザインしたい、好きな色柄から選びたい、そんな場合はオリジナルキッチンをお勧めします

ドルチェレガート YAMAHA Mi邸 Eキッチン
キッチン扉の色柄デザインとインテリアデザインは密接に関係していますが、まだ両者をトータルで考えた国産システムキッチンは少ないですね。 ヌックとダイニングに続くカウンター下は収納スペースです。ワークトップカウンターと収納トップカウンターは同じ素材でできています。

各部の寸法と広さ

9月 30th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

使いやすいキッチンの高さについて

使いやすいキッチンの高さについてキッ チン空間の中では、高さの問題はとても大切です。長時間の作業が続いても疲れにくいワークトップの高さや、キッチン機器の高さ、収納高さなど、すべては使 う人の身長が基本となります。平均的な寸法で作られているメーカーのキッチンも、自分なりの身長に合わせて見直してみると使いやすさもグッと増すでしょ う!まずキッチンの高さ寸法をどう決めれば良いのか、ステップごと詳しくご説明します。        

 

 

 

 

【1】 ワークトップの高さ

身長(㎜)  目の高さ(㎜) 最適なワークトップ高さ(㎜)
1450 1350 770
1500 1400 800
1550 1450 830
1600 1500 860
1650 1550 890
1700 1600 920
1750 1650 950
1800 1700 980

【2】 ワークトップの高さとシンクトップの高さ

シンクの深さは約200mmですから、家族数が多くシンクでの作業が長時間かかり、かがむ姿勢が続くことが多い場合は、ワークトップ高さを上の表の基準より30~50mm高くするのも良いでしょう。

【3】 コンロの高さ

ガスコンロはゴトクの高さが35~45mm位あります。また加熱調理作業はワーク トップより少し低くめの高さが腕が疲れにくいため、ワークトップより100~150mm位下げるほうが使い易くなります。しかし、シンク・ワークトップ・ コンロが連続する(I型)カウンターの場合は、段差がついてしまう為、コンロとシンクが別にレイアウトされる並列キッチン(Ⅱ型)やアイランドキッチンな どにするとトップ高さをそれぞれ最適な高さに設定できます。 IHクッカーの場合はトップ面の厚みがほとんどありませんから、見た目ではワークトップと同一レベルにすることで、一体感がありスッキリまとめることがで きます。

最適なワークトップ高さ(mm) ガスクッカー最適高さ(mm) IHクッカー最適高さ(mm)
770 650~700 750
800 700~750 750
830 700~750 800
860 750~800 800
890 750~800 850
920 800~850 900
950 800~850 900
980 850~900 950

【4】 レンジフードの高さ

コンロのトップ面から800mm以上~1000mm以下という寸法が、消防法と建築基準法で決められています。コンロの前面までを覆うレンジフード の奥行寸法とも関係しますが、身長に対してレンジフードの高さが低すぎると調理作業中にオデコが当たることもあるので注意が必要です。

【5】 吊り戸棚の高さ

身長が高い方なら2000mm位まで手は届きますが、1800mm高さ以上の収納は脚立を使う必要があるため、利用頻度の高い調理機器や食器などの 収納は避けましょう。ワークトップから吊り戸棚の下端までの寸法が、450~750mmでは吊戸の奥行きを寸法を浅くすると、作業中に頭部が吊戸に接触す る心配はありません。尚、奥行きは食器や調理道具を収納できる内法有効寸法300mmを確保する必要があります。

吊戸棚|手が届いても取り出しにくい。 吊戸棚|手の届く範囲で収納出来る。
手が届いても取り出しにくい。 手の届く範囲で収納出来る。
キッチン吊戸棚|出し入れしやすい 作業中に頭が当たってしまう。
出し入れしやすい。 作業中に頭が当たってしまう。

調理スペースと食事スペース

もちろん、広さは必要ですが広すぎても、狭すぎても使い勝手のよくないものです。使いやすい広さとはどれぐらいなのでしょうか。調理スペースと食事スペースに分けてご紹介します。

【調理スペース】

heimen ワークトップの間口と奥行きの寸法 ・準備スペース30~75cm・シンクスペース60~120cm ・調理スペース60~90cm ・盛付けスペース30~90cm  十分な広さがなければ準備スペースは犠牲にしても盛付けスペースは何とか確保したいものですね。

実は人間工学的に成人女性の通常作業域の奥行き30cm、最大作業域の場合は50cmと目安されています。左右の幅は両手を伸ばした場合の両手間で約150cmとしてキッチンの奥行き、幅寸法が決められています。

ですが、一点に立って作業をするわけではないので、上記の寸法を参考に余裕をみたいものです。また、ワークトップの奥行きは65cmが主流になっていますが、最近では更に深い奥行きの70cm~75cmのシステムキッチンも登場しています。

少し深いものだと、ワークトップ上に調味料棚を置くなど収納スペースとして活用できます。出窓がある場合は、奥行きを深くしすぎると、窓の開閉が遠 くなり不便ですので、注意が必要です。ワークトップの周囲は調理作業、後片付けや収納などの作業をするため、作業しやすい広さが必要です。

並列配置(Ⅱ型)のキッチンでは後ろを振り返って連続作業ができるように、2列間は800mm~900程度とします。また背中合わせで,同時に作業 する場合は1000㎜~1200㎜程度離す必要があります。常に何人がキッチン内で作業を行うかを考えると、どれぐらいのスペースが必要か見えてきます よ。

【食事スペース】

DK型、LDK型などの場合、ダイニングテーブルと椅子を置くスペースを考える必要があります。スペースは人員構成やテーブルの形・大きさなどに よって異なりますが、必要最小寸法をご紹介しますので参考にしてくださいね。(ちょっと狭いですが)(通路側には食事の最中にも人が通れるように、通路幅 を65~75cm加えてください。)  食卓スペースの最小寸法(単位 mm)

対向2人席:W800×D600 対向4人席:W1200×D800
対向2人席:W800×D600 対向4人席:W1200×D800
囲み4人席:W800×D800 囲み6人席:W1600×D800
囲み4人席:W800×D800 囲み6人席:W1600×D800

室内環境

9月 30th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンの採光と照明

①採光 ②照明(・独立型キッチンの場合・DKの場合・LDKの場合・高齢者と照明)

キッチンの暖冷房・換気

①暖冷房 ②換気(・換気の方法・換気の対象)

キッチンの給排水

① 給水 ② 排水(・汚水・雑排水・雨水)

キッチンの音とゴミ

① 音(・吸音・遮音) ② ゴミ(・生ゴミの保管・生ごみの処理) 希望通りの素敵な キッチンでも環境が悪ければ快適には過ごせません。安全で快適かつ衛生的な居住空間を実現するためには室内環境の形成に影響する光・熱・空気・音などを効 率よく制御する必要があります。キッチンでは調理作業を行うことが主な目的となるため作業空間として適切な環境が必要ですが、オープンキッチンやセミオー プンキッチンの場合はダイニングやリビングの室内環境も合わせて考える必要があります。新築・リフォームにかかわらずしっかり考えてみましょう。  

キッチンの採光と照明

saikou1キッ チンでは調理作業が行われ、また食 品を扱うということからも清潔に保つことが必要なため高い照度が必要です。このため採光と照明をうまく使いながら光環境を整える必要があります。日本では 昔は北側に追いやられていたキッチンも最近ではリビングやダイニングと共に南側や東側など日当たりの良いところにレイアウトされるケースも多くなってきま した。しかし都市部では隣接する建築物などにより十分な日照を確保出来なかったり、夜間や天候により照度が不足することもあり照明器具による照明計画は しっかりと考えたい部分です。  

 

①採光

建築基準法による規定ではキッチンも他の居室と同じ様に床面積の1/7の面積を開口部として設けることが規定されています。 一般的には下記のような工夫が施されますが‥ 外壁側にシステムキッチンを置く場 合は、ワークトップとウォールキャビネットの間に横長の窓を設ける。 室内の奥まで光が欲しい場合は、キッチンの側面などに幅は狭くても天井近くまである縦長の窓を設ける。 (この場合はもちろん、防犯対策も忘れずに! ) 天窓を設ける。(同じ開口面積でも採光はほぼ3倍得る事が出来ます) キッチンは家電製品・道具・食器等収納したい物がたくさんあり、窓にするか収納スペースにするかの取り合いです。収納も明るさもどちらも確保できるよう、 工夫が必要ですね。

②照明

991200_J08S調 理作業が安全かつ効率的に行えるようにすることがキッチンにおける照明の基本的な目的ですがオープンキッチンやセミオープンキッチンの場合はキッチンの照 明によって他の部屋の雰囲気を壊さないように気をつける必要があります。

 照明はインテリア全体の雰囲気を変えたり、疲労を感じさせたりと精神的・肉体的に 影響するため十分配慮する必要があるのです。

 独立型キッチンの場合 調理作業優先で考えます。全体照明として50~100ルクス程度、カウンター 前の局部照明が200~300ルクス必要です。注意すべき点は食品の色を正しく見せ手元に影を作らないように演色性の高い照明を用いること。

 全般照明の光 源はインバータタタイプの蛍光灯が適当です。全体を均一に照らしちらつきの心配がありあません。上部キャビネットの扉を開閉する際に邪魔にならないシーリ ングタイプがお勧めです。

 手元灯は直接目に光が入らないように手前に幕板を付けたり、自由に角度が変えられるスポットライトが便利です。 ・DKの場合 DKでは調理作業が効率的かつ安全に行えることと、食事の場として、食欲が進み楽しく食事が出来る家族が団欒出来るような配慮が必要です。

 全体照明は 50~100ルクスですがテーブル面には300~500ルクス程度が必要です。この光源は食べ物の色が美しくおいしそうに見えるように演色性の高い白熱灯 が適していると思います。

・LDKの場合 LDKでは調理、食事と団欒に加えくつろぎやテレビ、読書などの娯楽に対する要求も満たさなければなりません。リビング部分では全体照明として50ルクス 程度がくつろぎにはふさわしいのですが団欒・娯楽には150~300ルクス欲しいのでTPOにあわせて明るさの調節が出来ることタイプの照明が適していま す。 ・高齢者と照明 JISによる照度基準は健康な成人を基準に作成されています。 20代で必要 な照度を基準とした場合、40代ではその1.4倍~2倍、60代では2倍~3倍の照度を必要とします。また、眩しさも感じやすくなるため、強い光が直接目 に入ってこないように配置を注意しましょう。  

キッチンの暖冷房・換気

①暖冷房

danbou1キッ チン空間は主婦にとって1日のうち早朝から夜までかなりの時間を過ごす場所です。出来る限り快適な環境で作業が出来るようにしたいものです。ただ実際キッ チンは火を使ったり換気が必要な上に多くのキャビネット類によって専用の機器を設置するスペースがなかったり、床に置くと動線の妨げになったりと暖冷房環 境を整えるのは難しい場所です。特に独立型キッチンの場合はスペースが無い場合が多いため足元温風機や床暖房などが良いでしょう。DKやLDKの場合も同 じですが設置スペースが十分にある場合は機器の適切な容量(能力)を見極めて設置しましょう。    

 

 

②換気

 キッチンワークには煙とにおいがつきものです。快適な環境を保つにはしっかりした換気計画が必要です。

特にオープンキッチンでは排気量の多い装置を 設置するなど、煙やにおいがLDに広がらない工夫をすることが大切です。現在では建築基準法で常時換気が義務づけられていて住まい全体は24時間、強制的 に給気と排気が行われるようになっています。

 キッチンではコンロを使うときはレンジフードを設置して煙や湯気を集めて排出し部屋全体に汚れた空気が広がる のを防ぎます。換気扇の種類にはプロペラファンとシロッコファンがあります。プロペラファンは軸流ファンの一種で外壁に直接設置することがほとんどです。

 風量が大きいので一度にたくさんの空気を排気できます。作りが単純で掃除が楽なのも魅力です。一方、遠心力を利用したシロッコファンは空気を送り出す力が 強いのでマンションのようにダクトを利用する場合に用いられます。

なお、スムーズな換気を行うにはそれに見合った給気が必要になります。給気口を必ず設け ましょう。ファンの動きを助けるレンジフードには補修率の高いもの、自動運転機能が備わったもの、手入れが楽なもの、さらには熱源のすぐ近くに排気口を設 置して煙を拡散させることなく外へ送り出すことの出来る下引き型など様々な種類があります。

 キッチンのスタイルや使い型にあったものを選ぶようにしましょ う。 ・換気の方法 建築の換気方式には、自然換気と機会換気の2種類あります。自然換気は自然の風力や室内外の温度差によって生じる気流を期待して行う換気です。機会を使わ ないので騒音が発生せず、省エネルギーでもあるため居室の全体換気に適しています。ただし風向きや風速、外気温などの外界条件に左右されやすく安定性に欠 けるため機会排気との併用が望ましいです。機会換気は強制換気ともいい換気扇を使って強制的に換気を行うものです。

 自然換気に比べ風量の確保、安定性の面 ですぐれています。キッチンでは排気のみを換気扇により給気を自然換気に頼っている場合が多いですがマンションのような高気密構造の場合には給気を強制的 に行ったほうが良いと思います。給気も排気もレンジフードで行う同時給排気式のレンジフードもあります。機械換気方式の中には給気口と排気口のどちらに換 気扇を取付けるかによって3つの方式があります。

 その違いを簡単にまとめると下のようになります。

 

自然換気方式 機械換気方式

 

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kanki2

 

換気扇は使わない。 倉庫、体育館、エコ住宅など。  第一種機械換気方式 給気・排気ともに換気扇を使う。室内は負圧に。  ビル、屋内駐車場、ボイラー室、キッチンなど。
第二種機械換気方式 第三種機械換気方式

 

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 給気に換気扇を使い、室内を正圧にして、排気口を設け自然排気する。  クリーンルームなど。 (キッチン換気の基本形です。) 給気口を設け自然給気し、室内を負圧にして、排気は換気扇を使う。  キッチン、トイレ、バスなど。

 

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換気の対象

全体換気 室内空気が汚染状態にあるときその部屋全体の空気を入れ換え換気することを全体換気といいます。全体換気には自然換気と強制換気の2方式があります。各部 屋ごとに換気設備を設置して必要換気量を確保する「個別換気方式」、局所排気設備と各部屋の自然給気口を組み合わせる「トータル換気方式」、「24時間換 気システム」で見られるような一台の換気ユニットで複数の部屋や住戸全体の必要換気量を確保する方式等があります。 局所換気  キッチン、洗面、バス、トイレなど燃焼ガス、油煙、水蒸気、臭気などを換気扇を使って機械的に排出する方式です。キッチンにおいては加熱機器の上にレンジ フードを設置し燃焼ガス等を速やかに排気します。 もうひとつ大切なことは、レンジフードだけではキッチンの排気をまかなうことはできないということです。そのためには上の図のようにキッチン空間全体を換 気できる全体換気のための天井組込み換気扇を必ず設けるようにしてください。キッチンから出る熱や臭いはコンロからだけではありません。調理中にフードか ら漏れてしまう蒸気を目の当たりにすることも多いと思います。そのためにも必ず全体排気と局所排気を組み合わせるようにしてください。 

キッチンの給排水

① 給水

給水とは私達が生活していく上で必要な水を建物内に引き込み供給することです。そのためには必要な水量の供給、適正な水圧の確保、水質基準に適合した安全な水の供給などが重要になります。水の用途別使用量の割合は下記の表のようになっています。

水の用途別使用量の割合

用 途 割合(%) 用 途 割合(%)
飲用・炊事 15~30 便所 10~20
入浴 20~30 掃除 5~10
洗面・手洗い 5~15 洗車・散水 2~5
洗濯 20~30    

器具の最低必要圧力 (単位:kPa)

器 具 必要圧力 器 具 必要圧力
一般水栓 30 自閉水栓 70
大便器洗浄弁 一般大便用 
ブローアウト大便器用
70 100 ガス瞬間式湯沸器 
4~5号 7~16号 22~30号
40 50 80
小便器洗浄弁 70 シャワー 70

水圧は適正な圧力が得られないと器具の機能が十分に発揮できず、使い勝手に支障をきたすことになります。反対に水圧が高すぎると流速が速くなりやすくなるので、流水音やウォーターハンマーなどが生じやすくなる。

ウォーターハンマーとは? キッチン辞典 用語辞典参照ください。

現在給水は一部で井戸水が利用されているのを除き、ほとんどは上水道によって供給されているが最近では雑排水や雨水を浄化処理して便器洗浄などに使う、中水の利用が導入される場合もあります。

②排水

私達の生活の上で欠かせない水もその用途が終わったときには、大部分が汚れた水として捨てられます。この汚れた水を衛生的にすみやかに下水道へ排出するのが排水の目的です。排水には大きく分けて3つあります。 ・汚  水  便器から排出する排水のことです。 ・雑排水  便器からの排水以外のキッチン、洗面、浴槽などからの一般的な排水のことです。 ・雨  水  建物の屋根や敷地内の降雨による水のことです。これらの排水を排水管に勾配をつけ自然流下によって下水道へ流し込みます。そのための適切な流速と水深は管径と勾配によって決定されます。

③ 給湯

湯はキッチンや入浴・洗面での洗浄作業などのため水と同じように生活には欠かせないものです。湯を得るには専用の加熱装置から管によって必要箇所に 供給される給湯設備が必要になります。加熱装置にはガス、電気、石油、太陽熱などを熱源として、水を加熱しながら湯を連続的に供給できる瞬間式と貯湯槽に 湯を溜めておく貯湯式に分類できます。  

4.キッチンの音とゴミ

① 音

image20音 には大きさ、周波数、音色と3つの要素があります。一般に生活に邪魔になる音を総称して騒音といいますが主として不規則な多数の周波数の合成された音で あって、誰が聞いても不快に感じる音のことをいいます。快適な生活を送る上で、住宅内に不快な騒音はあってはならないわけです。しかしキッチンは特に他の 居室に比べてさまざまな音の発生する場所です。音の発生源としては主に3つあります。調理作業による音、食器洗い乾燥機等の機械から発生する音、水が出て シンクにあたる音や配管内水流の衝撃音など給排水の音です。騒音を低減する方法に吸音と遮音があります。 ・ 吸音 音が吸収されるのは音の持つエネルギーが熱や振動などの別のエネルギーに変換されるからです。キッチンは水や火を使う場であり、その内装材はたいてい表面 の硬い平滑なものが用いられるため吸音には不利です一般的には天井材として石膏吸音板、ロックウール吸音板などが使われます。 ・ 遮音 音を通しにくい材料を遮音材料といい、緻密で重く硬いほど遮音性が高くなります。コンクリート、ガラスブロック、石膏ボードなどがあります。

② ゴミ

gomi

家 庭内においてキッチンが種類・量ともに最も多くのゴミを発生させます。食材を扱う上で避けられない生ゴミは腐敗しやすく悪臭を放ち、放置すると衛生面にも 影響を及ぼします。清潔なキッチン空間を作るためには回収日までいかに使い易く、快適に生ゴミをストックしておくかがポイントとなります。また最近では環 境を大切にするためにゴミを分別し収集する行政も増えています。家庭ゴミ(生ゴミ、燃えるゴミ)、プラスチック、缶・ビン・ペットボトル、その他古紙・古 布等に分別され、それぞれ週に1~2回回収されるためそれぞれのストック場所が必要となります。見た目にも美しく、使い易いようにゴミの定位置を考えるこ とはキッチンをプランする際忘れてはならない重要な要素です。

・ 生ゴミの保管

最初の段階としてシンク廻りで生ゴミが発生します。排水口のゴミ収納か三角コーナーにたまったゴミを保管場所へ移します。その保管場所としてキッチンの キャビネット内にゴミ箱を設置する場合はまめにゴミを捨てる、密閉式にするなど臭いがキャビネット内に広がらない配慮が必要です。使い勝手としてはキッチ ンの扉を開けた後、ゴミ箱のふたを開けて、捨てるといった3アクションでは不便です。また濡れた手のままで素早く捨てられるように配慮されたものが望まし いです。 キャビネットを設置せずに一部をオープンにし足踏み式のゴミ箱などを置くとういのも良いアイディアです。最近では対面式のキッチンが増えておりますのでシ ンク下やシンク脇にこのようなスペースを設けるとLD側からは死角になって見えません。使う時だけ出して、使わない時は入れておけば邪魔にもなりません。 対面式ではないオープンキッチンの場合はそこのゴミ箱が入っているキャビネットにカーテンをつけたり、インテリア的にポイントとなるようなデザイン性のあ るゴミ箱を置いたりすると良いと思います。

・ 生ごみの処理 namagomi

最 近では家庭でも出来るゴミの減量の手段として、生ゴミ処理機が注目されています。処理の方法として熱で乾燥させて体積を減らすものやバイオ処理によって分 解・消滅させてしまうものがあります。自治体によっては、生ゴミ処理機の購入に対して補助金制度が設けられている場合があります。購入をお考えの方は一度 自治体に問い合わせてみると良いと思います。また、ワークトップ前の壁や出窓などを利用してキッチンシューターを設けているところもあります。外部にゴミ 保管庫がついてあり、意外と大量のゴミを収納できます。また、悪臭がでないように、換気扇が組み込まれており投入口の扉をあけると自動で回るものもありま す。ゴミを粉砕して下水に流すディスポーザーもありますが、下水末端での処理に対する負荷が大きく認可していない自治体もあります。

作業動線

9月 30th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンワークは食材準備から片付けまで一連の作業が待っています。

 この流れにそって【食品庫→冷凍冷蔵庫→シンク→調理台→コンロ→配膳台→食器棚】と順に動き回ります。この動作に合わせて効率良くシンプルに配置することが基本となります。

 

00018413_T yajirusi1s 00018427_T yajirusi1s 00018641_T yajirusi1s 00018670_T
①食材準備   ②下ごしらえ   ③調理   ④加熱調理
パントリー・冷蔵庫   シンク・調理台   調理台   コンロ
00018721_T yajirusi1s 00018647_T yajirusi1s 00018767_T yajirusi1s 00018663_T
⑤食器の用意   ⑥盛付け・配膳   ⑦食事⑦食事   ⑧片づけ
食器棚   配膳台・調理台        
00018716_T yajirusi1s 00018738_T        
⑨洗浄   ⑩収納        
シンク・食器洗い機   食器棚・パントリー        

キッチンスタイルによるワークトライアングル

ワークトライアングル

調理作業の流れで、最もポイントになる、①保存の為の冷蔵庫、②洗浄の為のシンク、③加熱の為のコンロ。それぞれの中心を結ぶ三角形の距離の事を言います。このワークトライアングルが下絵のような範囲にあれば、動線が短く、作業性の良いキッチンになります。 wark_triangle各 辺の距離が長すぎるとむだな動きが多くなるので、疲れる原因になります。また、短すぎると調理や配膳スペースが不足したり、設備機器が使いづらくなったり して作業効率が悪くなりますね。人間の歩幅はだいたい身長-100cmと言われますので150cmから160c mの方だと50cmから60cmとなります。歩数で考えると一歩60cmとしてシンク~コンロまでの推奨距離は120cm~180cmですので2・3歩、 シンク~冷蔵庫は2歩から3歩半、冷蔵庫~コンロは3歩~4歩半となります。 ・シンクの中心から加熱調理機器の中心まで 120~180cm ・シンクの中心から冷蔵庫の中心まで 120~210cm ・加熱調理機器の中心から冷蔵庫の中心まで 120~270cm三辺の総和は『360cm以上600cm以下』が適当とされています。 また利き腕により右利きの方には右流れに配置するのが基本ですが、住宅プラン全体の動線や使う方の慣れや習慣により右流れか左流れかを決めることが大切で す。

右利きの場合 左利きの場合
left right

キッチンスタイルによるワークトライアングル

I型 Ⅱ型
I_triangle Ⅱ_triangle
L型 U型
L_triangle U_triangle

ワークトライアングルは、レイアウトによって変化しますが、同一機能の条件下では、II型とU 型の場合がもっとも動線が短く、使いやすく疲れにくいことがわかります。 I 型の場合は三角形が形作られず、動線は一本の線上を行き来することになりますが、2700mmが適正な長さで、3600mmを超えると使いにくくなりま す。

キッチンを含めた家事導線

家事導線とは、調理や洗濯など家事をするときに移動する道筋です。これが効率的にプランされていれば、ストレス無く家事がはかどり、暮らしやすい 家になります。ポイントは、とにかく導線を短くすることです。ただし、狭くて動きづらいのはいけません。そこでおすすめしたいのは、家事導線を幅の広い 「直線導線」にしたプランです。

 

dousen2
直線上に水まわりを配置する

上の図は直線的な家事導線の一例です。ユーティリティとキッチン、バスを直線上に配置することで、効率よく家事を進められるように工夫していま す。大切なのは、導線上に障害物を置かないことです。特にキッチン回りは、収納に入りきらない物を床に置いたりゴミ箱のスペースが無く導線上に置いたりし がちです。導線上に障害物があると移動がスムーズにいかず、家事の効率が落ちます。キッチンスペースには必要アイテムを検討し、余裕のある収納の確保が必 要になります。また、食品庫や家事道具等の納戸を設ける場合、入り口を開き戸にすると、導線の妨げなるので開けたままでも邪魔にならない引き戸がおすすめ です。 また、小さな子供がいる場合は子供の様子がうかがえることです。キッチンなど家事導線からリビングが見えるようにすると子供をリビングで遊ばせておき安心 して家事を進められます。またキッチンへの入口を塞ぐだけで、子供を家事導線からガードできて安全です。家事導線の左右には勝手口を設けます。普通勝手口 は1カ所ですが、2カ所に設けることで、風通しもよくなり開放感が生まれます。一方は洗濯干しに、もう一方は生ゴミ出しにと使い分けることも出来ます。こ のプランの場合、基本的にキッチンはI型になります。家事導線の幅は最低でも90cm。できれば120cmは欲しいところです。ただしあまり広いとかえっ て使いづらくなります。 また、水回りを集中して配置することで、給湯の配管を短くできるのもメリットです。配管を短くすると、その分施工費も下がります。  

L型キッチンの水まわり配置例
L_dousen

収納

9月 30th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンまわりの様々な収納について、キッチンのレイアウト別、アイテム別に分けて考えてみました。

キッチンレイアウト別収納 ①Ⅰ型キッチン ②Ⅱ型キッチン ③L型キッチン ④U型キッチン
アイテム別収納 ①家電 ②キッチン道具 ③食器 ④調味料 ⑤常温野菜
その他の収納 ①パントリー ②ワインセラー

 
キッチンまわりの収納


heightキッ チンには家電、食器、調理道具、食材や調味料などたくさんのものを収納しなければなりません。そのため、キッチンの大きさやレイアウト、それぞれのラ イフスタイルに最適な収納法を考える必要があります。又、キッチンの収納は管理・清掃作業にも大きな影響を及ぼします。調理器具は使いやすい位置に、取り 出しやすく、食品類は在庫や品質のチェックが一目でできるようひとまとめに、食器は使いやすい状態を保てるように収納計画を立てるなど‥計画されたキッチ ンは乱雑にならずに掃除もしやすく、快適な状態を保つことができるのです。ここでは色々な角度から収納について考えてみます。 以下は身長160cmの場合の収納高さと使い勝手の関係です。

【調理器具などの参考サイズ:キッチン百科>料理の道具たち

キッチンレイアウト別収納

Ⅰ型キッチン

I型キッチンの収納はキッチンカウンターユニット下部と上部に奥行き40cm以内(あまり奥行きがない方が使い易い)のウォールユニットを設けるこ とが出来ます。又、対面I型の場合はキッチンカウンターユニット下部の他、背面の壁面に上から下までの収納を作る事が出来ます。キッチンカウンターと同じ 高さにし、カウンター上には家電製品を置き、下部には鍋や重いものを入れ、カウンター上部には食器や軽いものを収納するウォールユニットをつければかなり の収納量が確保出来ます。

Ⅱ型キッチン

ワークトップを2列に並べたⅡ型はクローズドキッチンの場合は両カウンター下部と上部に収納スペースが確保出来ます。又、セミオープン及びオープンキッチンの場合はシンクと加熱機器の配置にもよりますが上記対面I型と同様に壁側に収納を作る事が出来ます。

L型キッチン・U型キッチン

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L型キッチン例
クローズドキッチンの場合もありますが最近は対面式カウンターを備えたセミオープンスタイルが多く見られます。L型の場合コーナー部を有効的に利用しま しょう。カウンター下部は回転式の収納パーツを利用したり、リビング側に面している場合はリビング側から使用するスペースにするのも良い考えです。またカ ウンター上部は家電置き場にするのも良いと思います。
U型キッチン例
作業面と収納面が同一になります。キャビネット類を多く設けることができるので、収納部も充実させることができます。 ですがコーナー部分は収納効率が悪いので、L型同様コーナーの使い方に工夫が必要です。

アイテム別収納

家電

PARTS(4)-30キッ チンをすっきり見せたいなら、設備機器や家電製品の収納にもこだわりたいものですね。最近はキャビネット内に家電製品が収まるシステムキッチンもありま す。場所をとる電化製品はできるだけ一ヶ所にまとめてコンパクトに収納します。ただ毎日使用するものが多いと思いますので使い易い定位置を決めてあげま しょう。炊飯器などはスライド式収納にすると取り出しもスムーズです。またDKやLDKの場合はトースターや湯沸しポット等、家族皆が個々に使えるものは よりダイニングテーブルに近い位置に置いてあげると家族が積極的に動いてくれそうです。又、アンティーク製のコーヒーメーカーやデザイン性のあるミキサー 等はカウンターや棚に並べて「見せる収納」を楽しむのも良いと思います。

キッチン道具

PARTS(4)-17キッ チンに中で家電の次に場所をとるのが鍋やフライパンなどの道具類です。いかにスペースを取らずに取り出し易くするかを考えなければなりません。調理中に使 う鍋やフライパンは加熱機器の下の大きい引き出しや開き扉の場合はラック等を利用し、あまり重ねず取り出し易く収納する工夫が必要です。同時に使用するフ ライ返しやおたま等も近辺に吊るしたり、ツールボックスに立てて入れたりするとすぐに手が届き調理作業がスムーズです。実際に使う場所にたった時に手を伸 ばせば届くかどうか考えて置き場所を決めてあげると良いでしょう。グラス類は幅広い浅い引出しに並べて収納すれば一目でわかり取り出しやすいです。又ワイ ングラスはグラスホルダーを取り付けデッドスペースを利用して収納することも出来ます。【調理器具の参考サイズ:キッチン百科>料理の道具たち

食器

PARTS(4)-34食 器の収納は配置がポイントです。基本的によく使うものは手が届きやすい場所に置きます。盛付ける、洗う、しまうという一連の動作がスムーズに流れます。使 う頻度によって収納場所は決めます。又、どこに何があるか一目でわかり、取り出しやすいように引出し収納や奥行きの浅い棚に収納するのがお勧めです。その 他、ラックなどを使用しなるべく器を重ねないようにする事や、大皿等を取り出しやすく縦に並べて収納する工夫をしましょう。

 

 

調味料

PARTS(4)-08調 味料は頻繁に使うものとたまにしか使わないもの、使う場所によって収納場所を決めましょう。砂糖、塩、こしょう、オイルなどはガス台の側に置きさっと使え るようにするのが理想的ですが、油汚れがつきやすいのでそのまま置くのは最低限にし、まとめてボックス等に入れ使う時に取り出すなどの工夫をしましょう。 しょうゆやみそは品質保持のため冷暗所に保管する方が良いです。料理好きの場合は調味料の種類や数が多くなりがちです。種類が多い場合は和食用、中華用、 イタリアン用など用途別に分類し収納すると使い易いです。使い切らないうちに賞味期限が過ぎてしまうことが多い乾物類はガラスの容器にしまって目につく場 所に収納すると忘れずに使い切ることが出来ます。

 

常温野菜

じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、にんにく等、常温で保存できる野菜はストックをしておく人が多いと思います。冷蔵庫内で保管するよりカゴやワイン ケース、布袋など通気性の良いものに入れに風通しの良い場所に置けると理想的です。そのような条件を満たしている場所がキッチン廻りに確保出来るようでし たらぜひ常温野菜スペースにして下さい。

主な野菜の保存法

ooba☆青シソ(大葉) 空き瓶や保存容器の下に水を含ませたコットンかティッシュなどを入れ、軸を下に大葉を立てフタをして冷蔵庫で保管します。1週間位は持ちます。

 

 

daikon☆大根・かぶ 葉は栄養分を吸収してしまうので根を少し残し切り落とし、ポリ袋か新聞紙で包んで野菜室で保管します。

  

 

hakusai☆白菜 湿らせた新聞紙に包んで切り口を下にして立てて野菜室で保管します。冬場は常温のままでも良いですが水分が飛んでしまうので湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れると良いです。

 

 

hourensou☆小松菜・ほうれん草 洗って水をはったボールなどに入れ、水を吸わせポリ袋か新聞紙に包んで野菜室で保管します。

 

 

ninzin☆にんじん 高温に弱いので新聞紙に包むかポリ袋に入れ野菜室で保管します。

 

 

gobou☆ごぼう 常温の冷暗所で保存するか、洗って適当な長さに切りポリ袋に入れて野菜室で保管します。

 

 

s_yasai04☆レンコン 乾燥と高温を嫌うので湿らせた新聞紙に包むかポリ袋に入れて野菜室で保管します。

 

 

kyabetu☆レタス・キャベツ 芯をくりぬいて中にコットンのティッシュペーパーを詰めて新聞紙に包み、さらにポリ袋に入れて芯を下にして野菜室で保管します。

 

 

onion☆玉ねぎ 湿気を嫌うのでネットに入れて風通しの良いところに吊るすかカゴなどに入れて冷暗所で保存します。新玉ねぎは皮をむいてポリ袋に入れて野菜室で保管します。

 

 

potato☆じゃがいも かごなどに入れ冷暗所で保存します。一緒にりんごを1個入れておくとりんごの出すエチレンガスが芽の出るのを防ぎます。

 

 

satoimo☆里芋 泥つきのまま湿らせた新聞紙に包むかポリ袋に入れて常温で保存します。

 

 

 

s-potato☆さつまいも 冷蔵庫に入れず冷暗所で保管します。

 

 

naganegi-yoko☆長ネギ 湿らせた新聞紙に包むかポリ袋に入れて野菜室で保管します。冬場は泥付きのまま常温で保管出来ま。

 

kyuri☆きゅうり 湿らせた新聞紙に包むかポリ袋に入れて野菜室で保管します。

 

 

pumpkin☆かぼちゃ 丸のままの物は室温の冷暗所へ、切ったものは種の部分が悪くなりやすいのでスプーンで種とわたを除き、ポリ袋に入れて野菜室に保管します。

 

 

その他の収納

パントリー

キッチンに隣接した食器室や食品庫のことを言います。冷蔵庫に入れずに保存できる常備野菜やケース買いした飲み物や保存食品や普段必要をしないもの を収納します。オープンな棚のみ作り、気楽に物を入れて収納します。特にオープンキッチンには欠かせない収納です。押入れ一間分のスペースがあれば造れる のでキッチンを計画する際にはぜひ頭に入れておきましょう。

床下収納庫

FUKUBI 床下の涼しさを利用して漬物などを入れる床下収納は昔から見られる収納方法です。現在では住まいの収納効率を高めるために設置されています。大きさは樹脂 製の一体成形品で80?~330?、木質系を中心とした組立てボックス品で500?~700?、カプセル式の大型地下収納で760?~2000?などがあ ります。また機能商品として冷凍冷蔵庫、分別収納庫、高気密・高断熱住宅用、電動昇降タイプ、金庫など多種多様の既製品が品揃えされています。作業性や通 気・換気などに多少の問題点はありますが、使い方によっては大変便利なものです。

ワインセラー

winestaf140gmh家 庭で気軽にワインを飲む方が増えてきました。そのためかお手頃な価格で飲める美味しいワインも多く出回っています。通信販売等でダース買いされる方も増え ワインセラーが欲しいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。温度(最適温度は12~14度)、湿度(最適は75%)、直射日光(日差しも)を避け る、横に寝かして保管する等の条件に合う場所をワインのために作ることは日本のキッチンでは難しいと思いますがワインセラーを置けばベストな状態でお気に 入りワインを保存出来るのです。オープンキッチンやリビングのちょとしたアクセントとしても映えますし、お料理に合わせてワインをセレクトするのはなんと なく心が生活が豊かになった気分になれたりします。

スタイルとレイアウト

9月 8th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンのスタイル

キッチンのスタイルはクローズド(独立型)・セミオープン・オープンの3種類に大別されます。近年のキッチンスタイルはリビングキッチンなどとも呼ばれオープンキッチンに人気が集まっていますが、料理の頻度や家族構成、食事の時間帯な生活習慣に合ったキッチンスタイルを検討する必要もあります。

クローズドキッチン


クローズドキッチンクローズドキッチン
独立型キッチンとも呼ばれダイニングやリビングから見えない(見えにくい)ように設計されたキッチンスペースです。

 

 

 

メリット

  • 煙や音、臭いが他の部屋に流れにくい。
  • 汚れ物などに気を使う必要がない。
  • 料理に専念でき、快適な作業場となる。
  • 収納が多くとれる

デメリット

  • 孤立感があり、家族とのコミユニケーションがとりにくくなる。
  • ダイニングまでの動線が長い。

 

セミオープンキッチン


AR-RESセミオープンキッチン
主に対面型キッチンがセミオープンタイプのキッチンと呼ばれています。カウンター越しに、ダイニングやリビングが見えるようにデザインされます。

 

メリット

  • オープンな雰囲気が作れる。
  • 子供の様子を見ながら調理できる。
  • カウンターの利用が工夫できる。
  • 煙、臭いが流れにくい。
  • 収納が多く取れる。

デメリット

  • ダイニングまでの動線が長い。
  • 手元や調理スペースがダイニング側から見えやすい。
  • 音がダイニング、リビングに聞こえやすい。

 

オープンキッチン


オープンキッチンオープンキッチン
オープンキッチンはダイニングやリビングに開放されたキッチンを指します。その意味ではダイニングキッチンもオープンキッチンですが、インテリア性や意匠性の高いキッチンデザインをオープンキッチンと呼んで良いでしょう。

 

メリット

  • ダイニングまでの動線が短く配膳しやすい。
  • ダイニングと一体感がある。
  • 家族コミュニケーションを深めやすい。
  • 高齢者や幼児に目が届きやすい。
  • 狭いスペースでも対応しやすい。

デメリット

  • 煙やにおいが回りやすい。
  • キッチン内部が丸見えになる。
  • 収納がとりにくい。
  • ダイニングにも防火基準を満たさなければならない。

 
 

キッチンのレイアウト

キッチンのレイアウトの基本パターンはⅠ型、Ⅱ型(並列)L型、U型また、それらの応用レイアウトがあります。理想のキッチンのレイアウトを見つける参考にしてください。

I型(1列型)


I型キッチン①I型
よくDKで採用される型で、シンク・冷蔵庫・加熱調理機器を一直線に並べた最も基本的な配置。全体が長すぎると横歩き作業の連続となるので疲れやすい型です。全長は3600mm位が限度。シンクとコンロの間の調理スペースを少なくとも600mm以上取る必要があります。

キッチンのレイアウト Ⅰ型

 

II型(2列型)


II型キッチン②Ⅱ型
独立型やセミオープンなどで採用される型。部屋の中央に細長く通路部分をとります。前後にシンク・加熱調理機器・冷蔵庫を配置するので、I型に比べて作業導線が短く作業がしやい、収納量も多く取れます。加熱調理機器をシンクの後に設置する場合は、真後ろに加熱調理機器ではなく、斜めにずらして配置すると動きが楽で危険も少ないです。2列の間隔は少なくとも900mmを確保し、1200mmが理想的です。

キッチンのレイアウト Ⅱ型

 

L型


L型キッチン③L型
6~8畳程度のDKで採用される型で、調理スペースをL字型にレイアウトしたものです。L字の片方にシンクと加熱調理機器を並べたものと、シンクと加熱調理機器をL字の両側に振り分けたもがあります。標準のシステムキッチンでL型というと、後者になります。また、コーナー部分は奥行きが少し深くなるので、デッドスペースになりがちです。

キッチンのレイアウト L型

 

U型


U型キッチン④U型
ワークトップの延べ面積が最も大きく作業しやすい型です。U字の中心部分にシンクを、加熱調理機器と冷蔵庫を左右に配すると作業動線からは最も効率の良い配置となります。ですが、狭苦しく感じる場合もあり、その場合はセミオープンタイプに取り入れられることが多くなっています。

キッチンのレイアウト U型

 

ペニンシュラ型(応用型)


ペニンシュラ型キッチン⑤ペニンシェラ型 II・L・U型などのレイアウトの一部が壁面から室内へ半島のように突き出した形。 DKまたはLDKのような複合型キッチンの場合のレイアウトに採用されます。U型をセミオープンにするとペニンシュラ型とも呼べます。

 

キッチンのレイアウト ペニンシュラ型

 

 

アイランド型(応用型)


アイランド型キッチン⑥アイランド型  
調理設備の一部をキッチンの中央に島のように配置したもの、その形からアイランド型と呼ばれています。アイランド部分にシンクまたは加熱調理機器、もしくはその両方が設置されることが多く、この部分を囲むように多人数で作業ができるので料理教室やホームパーティを開くのに向いています。また、加熱調理機器をアイランド部分に使用するときは、換気に十分気をつけましょう。

キッチンのレイアウト アイランド型

 
 

 

なべ・パンの寸法

9月 1st, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

調理道具やキッチングッズはいろいろなモノがあっておもしろいですね。
5人家族程度でどのくらいの調理道具や器具が必要なのかその目安をまとめてみました。めやすに数が入っていないものは必要に応じてお考え下さい。キッチンの収納をよりよくするために、まずはサイズや数量の整理から考えてみると良いですね!ちょっとめんどうですけど^^

各アイテムは楽天ショッピングサイトにリンクされています。 

23cm × 高さ29cm
 

 

 
【小】1【大】1
【浅】1【深】1
10cm~29cm
14cm~44cm
 
 
1
15cm~30cm
H6cm~12cm
2.2L~9L
8cm~60cm 
内径15cm (1L)
~24cm(3.4L)
2合炊き~7号炊き
せいろタイプ【各素材】
鍋用万能蒸し器等
15cm~39cm
1段~3段
15cm~39cm
丸型12cm~18cm
角型【小】14cm×11cm
【大】16cm×14cm
角型おでん鍋35cm×25cm
丸型おでん鍋25~27cm
16cm~45cm 
丸型27cm~42cm
角型19cm~25cm
12cm~20cm
15cm~32cm
12cm~21cm  
8cm~12.5cm 
14cm~50cm 
11cm~19cm 
9.5cm~16cm 
13cm~27cm
2合炊き~5号炊き
16cm~38cm
14cm~23cm
 
 
 

2

調理道具の寸法

9月 1st, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンで使われる代表的な調理道具の一覧です。カトラリー収納などのサイズの検討用としてもご活用いただければと思います。楽天での買い物にもお使いいただけます^^

包丁・まな板・調理小道具

各アイテムは楽天ショッピングサイトにリンクされています。 

柳刃包丁
出刃包丁

牛刀包丁

薄刃包丁
30(20)cm
30(20)cm
30(20) cm
30(20) cm
1
1
1
 
ぺティナイフ 三徳包丁
こども包丁
砥石
20(10) cm
30(20)  cm

25(15)cm

15×5.5×2.5cm
1
1

1

1
 

 

包丁セット

組合せ例
三徳、牛刀、ペティナイフ
40×30cm
13/16/19
23/27(cm)
20×20×高5cm
 
2
4
1
径14~23cm
21cm
20cm
径12.5×15cm
1
1
1
1
 

 

径11×24cm
径20cm
50×40cm
径15×12cm
2
 
1
18cm
31cm
36cm
23cm
2
2
1
2
26cm 
32×10×高7cm
28cm
23.5cm
1
1
1
14cm
16cm

15cm22m25m
27m30cm35cm
36cm45cm75cm
80cm90cm

1
1
 
1
 

 

12×25×高3.5cm
15cm/16cm
12cm
 
1
 
 
 
 
7×4.5×高13cm
23×20.4×高15.5cm
 

 

チェックポイント|キッチンリフォーム

8月 30th, 2011 カテゴリー キッチンづくりの基礎

キッチンづくりのための様々なパーツや設備機器、キッチンメーカー製品などをご覧いただき、あなただけのオリジナルキッチンをお考えになっていることでしょう。こちらでは押さえておきたいキッチンづくり計画の流れをご説明いたします。
キッチンづくりのおおまかな流れ、ポイントは下記のようになります。「決める」ことが多いのですが順番にこだわる必要はありません。決まっていることだけをメモして記録するだけでも良いです。
キッチンの使い方や食事のとり方など、ご希望のライフスタイルが実現できるかが一番大切なポイントです。

計画内容の整理

計画にあたって、下の事項をまとめておきましょう。

  • ダイニングやリビングとの位置関係と変更希望は
  • 食事の種類は
  • 食事の時間帯は
  • 来客の頻度は
  • 好みのデザインは
  • 設備機器の取替えまたはキッチン全ての取替えか
  • 床・壁などの内装リフォームの有無は
  • 高齢者や障害者の有無は
  • バリアフリーの必要性は
  • 収納物の種類と量は
  • 換気の良し悪しは?

 

現状の把握


現状の把握については専門家に依頼する方が良い場合もあります。分る範囲でまとめてみましょう。

  • キッチンスペースと関連する部屋のスパースは
  • ダイニングやリビングとの関係で気になるところは
  • 現在の広さに対する不満は
  • 食器棚の数とサイズは
  • 調理道具、食器類の量は
  • 食品の保管場所は
  • 収納スペースの不満は
  • ゴミの一時保管場所は
  • 床鳴りや壁などの汚れ、段差など内装で気になるところは
  • ドアや窓などの位置や大きさなど、気になることは
  • お使いの調理器(コンロやオーブン)や設備機器で気になることは
  • 給水で赤錆の発生は

専門家によるチェック事項

  • 給排水管の腐食、劣化は
  • 給排水管の位置、管径は
  • 電気容量、ガス機器の位置と状態は
  • 火災報知器の設置は
  • 換気の状態は

 

プランニング


具体的に機器やイメージなどが決まっていなくても、キッチンのサイズや設備機器、扉の色柄、ワークトップの素材やデザインなどの希望条件をまとまてみましょう。

  • キッチンのサイズスタイル、レイアウト
  • ワークトップや扉の色柄については
  • ダイニングやリビングとの関係については
  • 照明については
  • 床や壁などの仕上げ材は
  • 清掃性についての希望は

 

機器・扉・部材の選定


プランニングでの希望条件をもとに具体的な素材や機器の選定を行いましょう。各機器などのカタログや資料をみていると変更したい部分も出てきそうですね。【一部Eキッチンへリンクしています。】

内装リフォームを伴う場合

  • 床材
  • 壁材
  • 天井材
  • 建具
  • 幅木・廻縁など造作材
  • 塗装色
  • 照明器具

 

見積内容の確認


見積書だけでは一般の方には分り難い部分も多いと思います。機器や使用材料のわかる資料や図面も一緒に見ながらチェックしましょう。図面と見積書が整合していない場合など、後々問題が出ることも考えられます。

  • サイズ・寸法は記入されているか
  • 設備機器の品番は記入されているか
  • 各材料や部材の品番なたは品名が記入されているか
  • 支給材料がある場合の取付け費やアフターメンテナンスに関する注意書きは記載されているか
  • 見積書に含まれない事項を確認でわからないことは
  • 各数量はおかしくないか
  • 追加工事などの金額の増減を確認したか
  • 産業廃棄物処理費用について説明を受けたか

見積チェックシステム

[ リンク先:(財)住宅リフォーム・紛争処理センター ]
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リフォームの費用は、消費者にとって一番の不安の種です。
ここでは、消費者の皆様が安心してリフォーム工事にのぞめるように、リフォームの費用や見積りに関するさまざまなコンテンツを用意しています。ご活用ください。

見積に関する基礎知識
モデル見積書の作成
見積実例

提供(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター